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子どもが虫歯になりやすい4つの原因!進行状況に応じた治療方法や予防策を紹介

2023年12月20日


子どもの乳歯は、成人の永久歯と比較しても歯を守る力が弱く、虫歯になりやすい特徴があります。また、歯を磨くスキルが身についていないことも原因です。

虫歯には痛みや不快感だけでなく、子どもの今後の成長にも影響が及ぶケースがあるため、虫歯の予防とともに、虫歯の進行状況にあわせた適切な治療が大切です。

この記事では、子どもが虫歯になりやすい原因や受ける影響、虫歯の進行状況によって異なる治療方法、虫歯の予防方法について解説します。

子どもが虫歯になりやすい原因

子どもが虫歯になりやすい原因

子どもの乳歯が虫歯になりやすい原因は、以下のような理由が挙げられます。

  • 歯を守るためのエナメル質が少ない
  • 磨き残しがある
  • 間食の多い食習慣
  • 大人から子どもにミュータンス菌が感染

ここでは、子どもが虫歯になりやすい原因について解説します。

歯を守るエナメル質が少ない

子どもの乳歯は、エナメル質が少ないことが虫歯になりやすい原因のひとつです。

歯の表面にあるツルツルした部分をエナメル質といい、歯を保護する役割を果たしています。

子どもの乳歯は、成人の永久歯と比較してもエナメル質が半分ほどしかありません。歯を保護する役割のエナメル質が少ないことにより、虫歯で穴が空きやすく進行しやすい状態となっています。

また、生えたばかりの乳歯は石灰化が完全に進んでおらず、外部からの影響を受けやすい状態です。例えば、虫歯菌が産生する酸によって歯が溶けやすい傾向にあり、結果的に虫歯になりやすい原因となります。

成長とともにエナメル質は増えてきますが、成長過程は虫歯のリスクが高まるため、歯磨きやフロスなどの適切なケアが大切です。

磨き残しがあり歯磨きがうまくできていない

歯磨きによる磨き残しは、虫歯のリスクが増加する原因です。歯垢や食べカスなどの磨き残しがあると虫歯菌の繁殖を招き、虫歯になるリスクが増加します。

特に子どもは、歯を磨く行為を練習している段階です。

すべての歯を正しく磨けておらず、歯と歯の間や歯茎の境目、奥歯などに歯垢や食べカスが残っています。

しかし、子どもが歯磨きに必要なテクニックを理解するのは簡単ではありません。

歯磨きの方法や重要性を教えつつ、磨き残しを最小限に抑えるためにも、歯磨きを子ども任せにせず、保護者による仕上げ磨きを徹底してください。

年齢に沿った仕上げ磨きの方法で磨き残しを極力減らし、虫歯の原因を解消することが大切です。

間食の多い食習慣

間食の多い食習慣は、子どもの虫歯のリスクを高める原因です。

唾液には歯の石灰化を進め、虫歯菌であるミュータンス菌が歯を溶かす酸を中和する作用がありますが、間食が多い場合は唾液の自浄作用が追いつかなくなります。

ミュータンス菌による酸が中和されない状態が続き、虫歯リスクが増加してしまいます。

また、甘いお菓子や飲料といった糖分の多い食品も歯に影響を与えますが、糖分の量よりも間食の時間が重要です。

例えば、アメやガム、グミ、キャラメル、チョコレートなどの粘着性食品は、長い時間をかけて摂取するため虫歯のリスクが高まります。

食事の量が少ない小さな子どもの場合、1日の栄養素を補うためにも間食は大切な食習慣ですが、保護者が間食の種類や頻度をコントロールしてあげることが大切です。

おやつにはフルーツを与える、食べる量を決める、食べる時間を決めるなど、適切な食習慣を心がけましょう。

大人から子どもに虫歯菌が感染する

虫歯の原因となるミュータンス菌が大人から子どもに感染することも、子どもが虫歯になりやすい原因として挙げられます。

虫歯の原因となるミュータンス菌ですが、生まれてきた子どもの口の中には存在しておらず、親や周囲の大人の口にあるミュータンス菌が感染してしまうケースがあります。

共有している食器、熱い食事に息を吹きかけて冷ます行為、過度なスキンシップなどが主な原因です。

ミュータンス菌が存在する大人の唾液が子供の口内に入り、今まで口内に存在しなかったミュータンス菌が繁殖し、虫歯リスクを高めます。

大人から子どもへの感染を防ぐために、子どもの口に触れる食器などを清潔に保つ配慮が保護者には必要です。

また、この時期にミュータンス菌に感染しなかった子どもは、その後も虫歯になりにくい傾向があるため、今後の口内環境の状態を左右させる大切な時期となるでしょう。

乳歯が虫歯になることで受ける影響

乳歯が虫歯になることで受ける影響

子どもの乳歯が虫歯になることで、以下のような影響が懸念されます。

  • 歯並びの悪化
  • 永久歯の形成異常へ変色
  • 顎の成長

虫歯には健康的リスクだけでなく、子どもの社会性を育むうえでもさまざまな影響が生じます。虫歯によって与えられた影響は、子どもの自信を奪う原因にもなり得るため、虫歯が及ぼす影響を知っておくことが大切です。

ここでは、子どもの乳歯が虫歯になることで受ける影響について解説します。

歯並びが悪くなる

子どもの乳歯の虫歯は、歯並びに悪影響を与える場合があります。

例えば、虫歯になった乳歯を放置して崩壊したり、抜けてしまった場合、永久歯が生えるスペースが狭くなり、永久歯の生える位置や歯並びが悪化する原因になります。

乳歯の虫歯治療は早い段階で進め、これから生えてくる永久歯への影響を最小限に抑えることが大切です。

また、歯並びの悪さは今後の口腔環境を整えるうえで、虫歯になりやすい状態を作り上げてしまいます。

歯が重なった部分の歯磨きが難しくなる、自然に歯垢が落ちにくくなる、口呼吸が増えて口内の細菌を洗浄できなくなるなど、虫歯になりやすくなるさまざまな影響が懸念されます。

永久歯の形成異常や変色

子どもの虫歯は、今後生えてくる永久歯の形成異常や変色を引き起こす場合があります。

虫歯が進行して神経を腐らせてしまった場合、歯の根に膿が溜まり、その膿が永久歯の元となる歯胚(しはい)に悪影響を及ぼします。

影響を受けた歯胚は正常に永久歯を成長させることができず、形成異常や変色を引き起こした「エナメル質形成不全」と呼ばれる状態になります。

また、形成異常となった永久歯はエナメル質がうまく作られず、正常な永久歯と比較しても虫歯になりやすいのが特徴です。

顎の成長に影響がある

乳歯の虫歯による影響として挙げられるのが顎の成長です。

虫歯による痛みや不快感を避けるために偏った咀嚼となってしまうことがあり、顎の成長に影響を与えてしまいます。

例えば、虫歯の痛みが強く正常な咀嚼ができなかった場合、左右どちらかに偏った噛み方となってしまう場合があるでしょう。

偏った咀嚼は、結果的に左右の顎のバランスが乱れたまま顎を成長させてしまいます。虫歯は現在の体の健康に害を及ぼすだけでなく、子どもの正常な成長を妨げる原因です。

虫歯の進行状況によって異なる乳歯の治療方法

虫歯の進行状況によって異なる乳歯の治療方法

子どもの虫歯は進行状況によって治療方法が異なります。

ここでは、虫歯の進行状況によって異なる乳歯の治療方法を解説します。子どもが虫歯になってしまった際に、どのような治療を受けるかを知っておきましょう。

初期の虫歯(C0)

C0は虫歯になったばかりの初期段階を指します。虫歯によって穴が空いていることもなく、白斑や白濁といった歯の表面が白く濁った症状があらわれます。

初期の虫歯(C0)では痛みを感じることがなく、歯を削るなどの治療はしません。

歯の表面にフッ素塗布をして、エナメル質をもとに戻す働きである再石灰化をはかり、経過を観察していきます。

エナメル質の虫歯(C1)

C1は、歯の表面にあるエナメル質に虫歯ができている状態を指します。歯の表面に穴が開く場合もあり、食べ物が詰まりやすくなったりする段階です。

しみたり痛みを感じることはほとんどありませんが、エナメル質の虫歯(C1)は穴の空いた部分を削り、コンポジットレジンというプラスチックを詰めて治療します

歯を削る目的は、虫歯に侵された部分を取り除く意味だけでなく、虫歯周辺の歯が虫歯にならないように予防する意味合いも込められています。

象牙質の虫歯(C2)

C2は、エナメル質から虫歯が進行して象牙質まで進行している状態を指します。歯に穴が空き、歯の表面が黒くなったりする段階です。

冷たいものなどがしみたり、痛みを感じやすくなるような自覚症状が出てくるため、口の中に異変を感じる子どももいるでしょう。

象牙質の虫歯(C2)の治療は、虫歯になっている箇所を削ってコンポジットレジンや金属を詰めたり、削った箇所の型を取って詰め物や被せ物で治療します。

神経まで到達した虫歯(C3)

C3は、虫歯が神経まで進行している状態を指します。虫歯菌が歯の神経や血管を蝕み、炎症を起こしている段階です。

虫歯の進行状況のなかでも最も痛みの強い段階で、痛みを我慢できないケースもあります。

子どもから「歯が痛い」という言葉を聞いた場合、C3の段階まで虫歯が進行している可能性もあるため、要注意です。

神経まで到達した虫歯(C3)の治療は、歯を削るだけでなく、神経を除去して根の中を洗浄、消毒する根管治療が必要です。

根の中が完全にきれいになれば、虫歯の大きさに合わせて詰め物を詰めたり、被せ物を被せて歯の機能を取り戻します。

また、子どもの神経は再生能力が強いため、症状によっては神経の一部を残す生活歯髄切断法という治療が可能です。

歯冠が崩壊した虫歯(C4)

C4は、歯冠が完全に崩壊して根の部分だけが残った残根状態といわれる状態を指します。

虫歯菌によって神経が完全に蝕まれてしまっているため、痛みなどの自覚症状がなくなりますが早急な治療が必要です。

治療には抜歯が必要ですが、乳歯を抜歯すると歯のないスペースに隣接する歯が倒れてきてしまったりして、これから生える永久歯に影響を与えます。

そのため、保隙装置という永久歯の生えるスペースを確保する装置を装着します。

子どもの虫歯を予防する方法

子どもの虫歯を予防する方法

子どもの虫歯を予防するためには、日ごろの適切なケアが欠かせません。

しかし、子ども自身に歯を正しく清潔に保つ技術や習慣がないため、保護者が子どもの虫歯を予防するサポートをしてあげることが大切です。

ここでは、子どもの虫歯を予防する方法について解説します。

間食の時間を決めて規則正しい食習慣を心がける

子どもの虫歯を予防するためには、間食の時間を決めて正しい食習慣を心がけてください。

例えば、虫歯のリスクを増加させてしまう砂糖を多く含む食品や飲料の摂取を減らすことはもちろん、食べる時間が長くなるダラダラ食べを避けるのも虫歯予防には有効です。

間食の時間や量、頻度を保護者がコントロールして、決められた時間にだけ間食するような規則正しい食習慣を身につけましょう。

また、間食後の歯磨きも虫歯予防には有効です。少量の間食であっても、食後には食べカスが口内に残ってしまうため、食後の歯磨きを習慣化させることが重要です。

仕上げ磨きを徹底する

子どもの虫歯予防には、保護者による仕上げ磨きが重要です。仕上げ磨きは、子ども本人が歯磨きをした後で、残った食べカスや歯垢などを保護者がきれいにしてあげる方法です。

小さな子どもは、歯磨きの習慣がないだけでなく、自分で歯をきれいにするテクニックが身についていません。そのため、子ども本人の歯磨きだけではケアが不十分な場合がほとんどのため、仕上げ磨きで残った食べカスや歯垢を取り除きます。

特に歯の隙間、奥歯のくぼみ、歯と歯茎の境目には、食べカスや歯垢が残りやすいため、重点的に仕上げ磨きをしてあげてください。

また、仕上げ磨きのコツは生えている乳歯の状況によって異なるため、歯科医院等で仕上げ磨きの指導を受けるのがよいでしょう。

子ども本人が自分で歯磨きができるようになるまでは、仕上げ磨きで口内を清潔に保つサポートを徹底してください。

定期的な検診でフッ素塗布などの処置を受ける

定期的な検診を受け、フッ素塗布などの処置を受けるのも虫歯予防には有効です。フッ素の塗布によって歯が強化され、虫歯発生のリスクを抑えられます。

また、奥歯の溝をプラスチックで埋めるシーラントも、溝に食べカスや歯垢が残りにくくなることからも虫歯予防には有効な処置です。

定期的な検診で虫歯予防の処置とあわせて、正しい歯磨きや仕上げ磨きの方法を指導してもらいましょう。

まとめ

子どもは、歯磨きの習慣が身についていなかったり、乳歯に歯を守るためのエナメル質が少ないため、成人よりも虫歯になりやすい傾向があります。

虫歯になってしまうことで、歯並びや顎、今後生えてくる永久歯にも影響が及ぶため、普段から虫歯予防に取り組み、虫歯発生のリスクを抑えていくことが大切です。

さくら歯科口腔外科では、子どもが安心して治療を受けるために小児専門の認定を持った女性医師が治療をいたします。

キッズスペースも完備しているため、子どもも飽きずに待ち時間を過ごせます。

子どもの虫歯で気になることがあれば、東京メトロ東西線「行徳駅」より徒歩1分の『さくら歯科口腔外科』へお気軽にご相談ください。


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