発達検査の種類とわかること、検査をする上で大事な考え方とは?〜 遠城寺式乳幼児発達検査編 〜
東京メトロ東西線行徳駅徒歩1分の歯医者さん
行徳さくら歯科口腔外科クリニック・ことばの発達支援ルームの言語聴覚士です!
以前からご紹介している発達・知的検査ですが、今回で最終章となります。
前回までの検査内容についても併せてご覧ください。
【発達検査の種類】
発達検査って必要?どんなことして何がわかるのか?〜 国リハ式編 〜
発達検査って、ほかに種類があって何がわかるのか?〜 PVT-R絵画語彙発達検査編 〜
行徳さくら歯科での発達検査の種類とわかることを解説します 〜新版構音検査編〜
当院が行う知能検査と分かる事を簡単に解説 〜田中ビネー知能検査編〜
それではご紹介いたします!
遠城寺式乳幼児発達検査とは
1960年に遠城寺宗徳氏、梁井昇両氏によって考案された発達検査です。
こどもの様子(行動観察)を見ながら、【運動】【社会性】【言語】の面で発達を確認する検査を行います。
どのように確認をするのかと申しますと、
【運動】
移動運動:寝返りをする,歩行など
手の運動:手を出して、物を掴む,直線を引くなど
【社会性】
基本的習慣:食べ物をこぼさずにひとりで食べる,入浴時、自身で身体を洗うなど
対人関係:鏡に映った自身の姿に反応する,褒められて同じ動作を繰り返すなど
【言語】
発語:人間に向かって声を出す,自分の名前を言うなど
言語理解:「おいで?,ちょうだい」の意味を理解できる,絵本などを見て指さしできるなど
このように、遊びやそのほかのやり取りをしながら、見ていく検査なので、一緒に共有しながらできます。
検査は
「何か診断をつける」
ために行うのではなく、
「こどもが今、どんな成長をしていて、どんな働きかけが、大人に必要なのか」
がわかるものが検査です。
今回の発達検査のみならず、上記内容以外のことでも、お気軽に当院までご相談ください。
*お問い合わせ*
今回は、「遠城寺式乳幼児発達検査」についてお話させていただきました。
今後もこのように、ことばに関して、みなさんが気になることなどを詳しくお話させていただきます。
当院をご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
※当院では健康保険が利用できるほか、千葉県にお住まいの方の場合は、 月の回数制限なしで、300円/回程度で通院が可能、療育との併用も可能です。 少しでも気になる方は、当院までお気軽にお問い合わせください。
【ことばの訓練を行っている様子】
※患者さんへの撮影及び掲載許可は取得済みです。