理事長紹介
introduction
医療法人社団桜尚会理事長
行徳さくら歯科口腔外科クリニック院長
歯学博士・口腔外科学会認定・臨床研修歯科医師指導医・歯科医師川本幸寛
Yukihiro KAWAMOTO
一般社団法人日本歯科医療安全教育機構理事
学校法人東京衛生学園評議員
学校法人滋慶学園東京医薬看護専門学校非常勤講師
一般社団法人市川市歯科医師会会員
社会福祉法人南台五光福祉協会嘱託医
らいおんハート行徳駅前保育園嘱託医
すくすく行徳ほいくえん嘱託医
ひなた保育園行徳駅前ルーム嘱託医経歴
- 1982年
- 広島県生まれ
- 2009年
- 明海大学歯学部歯学科卒業 歯科医師免許修得
- 2010年
- 明海大学歯学部明海大学病院 臨床研修歯科医師修了
明海大学大学院歯学研究科 入学
日本歯科大学生命歯学部生化学講座 国内留学 - 2011年
- 日本口腔看護研究会埼玉地区事務局長
- 2012年
- 社会福祉法人北養会医療専門学校水戸メディカルカレッジ非常勤講師
- 2013年
- IADR(国際歯科研究学会)国際発表
MALT1-responsive keratin rearrangement and proliferation of oral carcinoma
Cells. - 2014年
- 明海大学大学院歯学研究科修了 歯学博士号修得
明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学 助教
一般社団法人日本小児口腔外科学会学術奨励賞 受賞 - 2015年
- 公益社団法人日本口腔外科学会認定医 修得
日本学術振興会科学研究費研究者 登録 - 2016年
- 行徳さくら歯科口腔外科クリニック設立 院長就任
臨床研修歯科医師指導医 修得 - 2017年
- 医療法人社団桜尚会設立 理事長就任
- 2019年
- 一般社団法人日本歯科医療安全機構 理事就任
- 2020年
- 行徳顎関節総合診療研究会世話人就任
- 2023年
- 市川市歯科医師会
- 2024年
- 学校法人滋慶学園 東京医薬看護専門学校 非常勤 講師
学校法人東京衛生学園 評議員
「忘己利他(もうこりた)」
己(おのれ)を忘(わす)れて他(た)人の利(り)益に尽くすこと
私は波の穏やかなことで知られる瀬戸内海に面した広島県の歯医者の一族に生まれました。学生時代はラグビー部に所属し、公私共あまり優秀な学生ではありませんでした。しかし、本当に多くの方の支援を頂き歯科医師として大変貴重な経験を積ませて頂きました。そんな私が歯科医師を志すきっかけとなったのは、祖父で先代の川本尚志先生の生き様にありました。
祖父尚志は第二次世界大戦の最中、単身上京し歯学の道に進みます。その後、終戦を迎え原爆で荒廃した広島に向かい、「歯科医療で世の中のお役に立つ」ことを願い、その信念を晩年まで貫いた人物でありました。
「自分よりも人の役に立つことに徹する生き方をしなさい。」
祖父は繰り返し私にそう教え、私の心の中にいつも響く言葉となっていました。開業してしばらく、目も回る様な忙しさの中で生き方や考え方に悩む時期がありました。そんな時、祖父の考え方が「忘己利他」という古いことわざであることを知りました。
「己(おのれ)を忘(わす)れ他(た)を利(り)するは慈悲(じひ)の極みである。」
自分が多くの方の支えの上で、何のために歯科医師を受け継がせて頂けることになったのか。なぜ祖父は、自分にくらべ明らかに素行の悪い孫の私に幸寛(しあわせをひろめる)という名前を与えてくれたのか。それは唯一つ、「忘己利他に歯科で生きよ」と人生の役割を託したかったのであろうと考えるようになりました。
2017年、大切な祖父の一文字を頂き医療法人社団桜尚会を設立させて頂きました。われわれ桜尚会は、「忘己利他の精神」のもと、従来の歯科診療の枠にとらわれず、歯科口腔外科の診療を通じてより多くの食事に満足のいかない人々を支える医療を自ら創ることを理念に掲げております。同時に、そのような理念を共感する社員の幸福を追求することを目指しております。