行徳さくら歯科口腔外科クリニック
言語聴覚療法科のSTブログです。
嚥下の5期モデル
ついに今回は5つ目、最後の段階のお話です。
※前回までのお話は こちら をご確認ください。
前回の咽頭期は、食塊(食べ物の塊)を食道の入り口まで送り込むところまでのお話でした。
今回はその続きの「食道期」になります。
食道期は食塊が食道を通って、胃に送られる段階です。
食道に入った食塊は、
蠕動運動(食道の壁の筋肉が、上から下へ収縮を繰り返す運動)と
重力によって、胃に入っていきます。
この時、食道の入り口部分は閉じられ、食塊が喉の方へ逆流しないように閉鎖してくれます。
と、これまで飲み込みのメカニズムについて5つの段階に分けてお話しました。
普段私達が何気なく行っている飲み込みが、
実はこんなに複雑な工程や、細かな運動によって行われているなんて驚きですよね!?
飲み込みに少しでも不安のある方、
当クリニックまでお気軽にご相談ください🌸