顎関節症についてご説明いたします!!
こんにちは!
行徳駅前の行徳さくら歯科口腔外科クリニックです🌸
顎関節症とは
子供からお年寄りまで、幅広くみられる病気ですが
20代~30代がピークで、女性に多い病気だと言いますが
なぜ女性に多いのか、それはまだ明確になっていません。
定かではありませんが、一説によると
①男性より靭帯や骨格が弱いため
②ホルモンバランスの問題
③感受性があり、ストレスに敏感
などの説があります。
顎関節症のタイプ
タイプは主に4種類に分けられます。
筋肉の障害によって起こる(顎関節症 Ⅰ型)
筋肉が緊張し、硬くなることで血液の循環が悪くなり、頬やこめかみのあたりが
痛くなりますが、鈍く痛むため場所を特定しにくいのが特徴的です。
頭部を中心に首や肩など、離れたところに関連痛として現れることがあります。
咀嚼筋障害(そしゃくきんしょうがい)。
関節包・靭帯の障害によって起こる(顎関節症 Ⅱ型)
靭帯などの繊維組織に力が加わり、顎の関節部分が
ねんざと同じような状態になり、動かすことによって痛みが出ます。
関節包・靭帯障害(かんせつほう・じんたいしょうがい)。
関節円板の障害によって起こる(顎関節症 Ⅲ型)
顎の関節にある、関節円板が本来あるべき位置からずれて、異常をきたすことを関節円板前方転位といいます。
クッションの役割をしてくれている関節円板ですが、ずれ方によって2種類の症状があります。
関節円板障害(かんせつえんばんしょうがい)。
(ヨシダDental Cultureより)
本来、下顎の動きに合わせて関節円板も動いてくれるのですが、
前方にずれているため、口を開けた際、下顎が無理やり入り込むため
「カクン」と音が鳴る症状をクリックといいます。
口を開けたときは元の位置に戻るので「復位を伴う関節円板前方転位」といいます。
この症状がさらに進むと、口が開かなくなります。
顎の関節は「開く=前」に、「閉じる=後ろ」に動きます。
口を開く際、下顎より先に関節円板があり、変形しているため元の位置に戻らず、
正常の位置まで下顎が行かないため、口が開かないという症状をロックといいます。
関節円板が正常の位置まで戻らないため「復位を伴わない関節円板前方転位」といいます。
変形性関節症によって起こる(顎関節症 Ⅳ型)
関節部分が繰り返し何度も強い刺激を受けたり、長時間続いたりすると
下顎頭の部分に新しい骨が作られることがあります。
口の開閉時に「ジャリジャリ」や「ゴリゴリ」といった音がし、関節に痛みが出ます。
骨の変形は必ずしも異常というわけではなく、無症状の場合もあります。
ある程度進行すると、止まることが多いです。
変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)。
原因
顎関節症の原因は様々で、考えられるものとしていくつかご紹介いたします。
ストレス
人間みな誰しも、少なからずストレスを感じていると思います。
ストレスなどの精神的緊張は、無意識に歯を食いしばったりします。
ブラキシズム
くいしばりや歯ぎしりなどのことを、ブラキシズムといいます。
顎周辺の筋肉が緊張し、過度に負担をかけるため、大きな原因と言われています。
物事に集中しているときは、無意識になり歯をくいしばり、寝ているときも起きたりします。
くいしばりは、自分の体重とほぼ同じ圧力がかかると言われていますが、
寝ているときは、その7倍の圧力にもなる場合があります。
(ヨシダDental Cultureより)
姿勢
ほおづえをついたり、うつぶせに寝たりすると顎に強い負荷がかかり、
顎関節症につながります。
偏咀嚼
いつも左だけ、もしくは右だけで物を噛んではいませんか?
片側に偏ると、下顎が歪み、発症の原因となります。
現代人は弱っている
食の文化が進み、ハンバーグやパンケーキなど
洋食傾向にあり、噛む回数も少なく顎が弱くなってきています。
噛む回数が少ないと、満腹中枢が満たされず、肥満の原因になり、
噛まないことで集中力や平衡感覚の低下にもつながります。
治療
顎関節症の治療として
歯ぎしりやくいしばりなど癖になっているものを、
患者様ご本人に自覚させ、取り除いていく治療を認知行動療法
痛みが強い場合は薬で炎症を抑え、筋肉の緊張が解けない場合は筋弛緩剤、
睡眠時のくいしばり等の場合は入眠剤や抗うつ剤など薬を用いて治療することを薬物療法
スプリントやナイトガードといったマウスピースを夜間つけることで
顎関節の症状を緩和させていく治療をスプリント療法
スプリント(ソフトタイプ)
ナイトガード(ハードタイプ)
その他、患者様に合わせ、いろいろな治療法があります。
行徳さくら歯科口腔外科クリニックでは、主にスプリント療法で治療しています✨
顎関節症と診断されたら
もし、顎関節症と診断されたら、どうすればいいのでしょうか?
顎関節症は自分で意識することが大切です!
日々の生活で、思い当たることはありませんか?
ほおづえを突きながらテレビを見ていたり、うつぶせで寝ていたり、
気づいたら歯を食いしばっていたり…
それらを、自ら改善させていきましょう!!
無理やり口を開けたり、硬いものはなるべく避けてください!
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