発音の誤り、言い直しさせていいの?~日常編~
東西線行徳駅前徒歩1分の歯医者さん
行徳さくら歯科口腔外科クリニック
ことばの発達支援ルームの言語聴覚士です!
本日は、
発音の誤りについて、言い直していいのかどうか
解説していきます!
例えば、
お子さん「きょうね、きゅうちょく(給食)でね、おたかな(お魚)食べたんだ」
お子さん「とうえん(公園)でね、とぅべりだい(滑り台)とぶらんと(ブランコ)やった」
子どもとのお迎え帰り、こんな会話が繰り広げられているかもしれませんね!
年少さんのタイミングでは「かわいらしいなぁ」と思えていたものの、
年中さんや年長さんくらいになってくると、
「このままで大丈夫かな」
「周りの子はこんなに上手に話せるの?」
「小学校でお友達に指摘されないかな」
と、徐々に不安になってきますよね。
そこで焦って、
「たかなじゃなくて【さ】かなでしょ。さって言ってみて」と
お話よりも「発音の練習になってしまうこと」は避けていきましょう!
でも、親として、
「子どものために言っているのに。じゃあどうする?」
と思いますね。
発音の練習になってしまうことを避ける理由として、
低年齢であればあるほど、子どもたちは、
今できる発音で【正しい】と思ってお話をしてくれています。
お話をしているのに、
「ちょっと言い間違えたこと」や
「噛んでしまった発音」を指摘を受けて、
それを引きずられると、大人でもその人とは話したくなくなってしまいますよね。
子どもたちも同じです。
お話が楽しくなってきて聞いてほしいのに、
発音の指摘ばかりさせると、
お話が嫌いになってしまう可能性があります。
そうならないように、
普段の会話では、発音の誤りがあっても指摘をしすぎないようにしましょう!
そのなかで、できる対応としては
【正しい発音で聞かせる】ことが大切です。
上記のように
お子さん「きょうね、きゅうちょく(給食)でね、おたかな(お魚)食べたんだ」
親御さん「給食が、おさかな食べたんだね!」
お子さん「とうえん(公園)でね、とぅべりだい(滑り台)とぶらんと(ブランコ)やった」
親御さん「公園で滑り台とぶらんこやったの!よかったね~!」など
正しく直してあげて、聞かせることで、
子どもたちの「聞く力」をはぐくんでいきますよ!
実際に、発音の練習が始まってる場合は、
練習と日常会話でメリハリをもって
指摘をしたり、楽しくお話をしたり、関わり方を変えていきましょう!
今回は、「発音の誤りについて、言い直していいのかどうか」について
解説させていただきました!
上記内容以外のことでも、お気軽に当院までご相談ください。
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今後もこのように、
ことばに関して、みなさんが気になることなどを
詳しくお話させていただきます。
当院をご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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【ことばの訓練を行っている様子】
※患者さんへの撮影及び掲載許可は取得済みです。