この記事の監修者


自分の歯の噛み合わせに問題がないか、気になった方はいませんか?
出っ歯であったり、歯並びがガタガタしていたりと、見た目に特徴があれば
自覚しやすいですが、見た目が普通でも、噛み合わせに問題があるケースが多々あります。
歯並びが悪いと生活するうえで不便になるだけでなく、虫歯や歯周病などの疾患にかかる
リスクも高まるので、早めに気付いて適切な治療を行うことが大切です。
この記事では、不正な噛み合わせの種類や噛み合わせのセルフチェック方法をご紹介します。
「もしかしたら、噛み合わせが悪いかも」と感じた方は、ぜひこの記事を参考に、
自分の歯並びや噛み合わせを確認して、必要に応じて歯科医院に相談してみましょう。

健康な歯を長く保つためには、噛み合わせが重要です。
なぜなら、虫歯や歯周病などの症状は噛み合わせに不具合があることによって起こる場合が
あるからです。
ここでは、噛み合わせの不具合を放置するリスクや具体的な治療方法についてご紹介します。
歯並びや噛み合わせが悪いと分かっていても、「治療するほどではない」と、
それを放置してしまいがちです。
しかし、噛み合わせの悪い状態が続くと、以下のようにさまざまなリスクがあることを
知っておきましょう。
口周りの筋肉は首や肩の筋肉と密接に連携しているため、歯の噛み合わせ悪さは、
口元だけでなく、全身の筋肉バランスが崩れ、頭痛やめまい、腰痛など、
全身の不調に繋がります。
噛み合わせが悪い状態を放置すると、症状が悪化する恐れがあるため、
自覚した段階で、早めに歯科医院に相談するのがお勧めです。
噛み合わせの不具合が軽度であれば、生活習慣を見直すことで、症状の進行を
食い止めることもできるでしょう。
噛み合わせを正しくするための治療方法はいくつかありますが、
マウスピース矯正やワイヤー矯正などの矯正治療のほか、インプラントやブリッジ、
詰め物などで歯のない部分、足りない部分を補う補填治療などが考えられます。

歯並びや噛み合わせが良くない状態を総称して「不正咬合」と呼びますが、不正咬合には
以下のようにさまざまな種類があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、
上顎の前歯、もしくは上顎全体が前に出ており、出っ歯になっている状態をいいます。
上顎前突は遺伝で起こる場合もありますが、舌で前歯の裏側を押したり、指しゃぶりを
したりと、幼いときの癖が原因で出っ歯になるケースもあるので、注意が必要です。
重度の上顎前突では、口をきちんと閉じるのが難しくなり、いつも口が開く、
口呼吸になりやすいというデメリットがあります。
口を閉じていなければドライマウスになりやすく、口の中に菌が繁殖して虫歯や歯周病の
リスクが高まります。
下顎前突(かがくぜんとつ)は、下の前歯が上の前歯よりも前方に出ていたり、
下顎全体が前方に出ていたりする状態を指し、「受け口」や「反対咬合」とも言います。
下顎前突は上顎前突と同様に、遺伝や幼い頃の癖で起こりやすく、放置すると受け口が
より顕著になる場合があるため、気になる場合は歯科医院にて上顎と下顎の位置関係を
調整し、受け口の状態を改善すると良いでしょう。
下顎前突によって噛み合わせが悪くなり、咀嚼時に無理な力がかかって、あごの負担と
なりやすいほか、サ行の発音に影響が出やすいとされています。
過蓋咬合(かがいこうごう)とは、
噛み合わせが深すぎて、下顎の歯がほとんど見えない状態を言います。
奥歯が虫歯になって高さを失ったり、抜歯したまま治療しなかったりすると、噛み合わせが
深くなることがあるほか、上下のあごの骨の発達がアンバランスだった場合、
歯ぎしりや食いしばりの癖が原因でなるケースもある症状です。
過蓋咬合では下顎の前歯が上顎の前歯に強く当たり、歯にダメージが加わる恐れがあり、
顎関節症になりやすいというデメリットもあります。
切端咬合(せったんこうごう)とは、本来は上の前歯が下の前歯の前にあるはずが、下顎が
前に出てしまうことで、上下の前歯が重ならず、先端がちょうど当たる状態の噛み合わせを
言います。
骨格的なものが原因であるほか、舌が下がっている、口呼吸をしている、悪い飲み込みなど、幼少期の癖が原因で起こる場合もある症状です。
切端咬合では奥歯の噛み合わせが悪いために、しっかり噛めず、消化が悪くなるリスクが
あります。
また、噛み合わせたときに前歯に大きな負担がかかり、前歯が欠けたり割れたりする恐れも
あります。
開咬(かいこう)とは、奥歯を噛んでいるものの、前歯が噛み合わずに開いている状態で、
オープンバイトとも呼びます。
幼少期の癖が大きな要因ですが、まれに骨格外伝して起こるケースもあります。
口を閉じていても歯と歯の間に隙間が生じているため、ものをうまく噛み切れず、
胃腸への負担が大きくなる恐れがある点がデメリットです。
また、気づかないうちに口呼吸となり、菌の増殖を促進させ、虫歯や歯周病の原因にも
なるでしょう。
叢生(そうせい)とは、口腔内に歯が十分に生えるスペースがないために、
歯が前後に重なり合って凸凹になっている歯並びをいいます。
不正咬合の中では日本人に最も多く、八重歯も叢生の一種です。
叢生は遺伝的な要素が関係している場合が多いですが、指しゃぶりや、唇を噛む、
爪を噛む癖などが原因で起こることもあります。
叢生は見た目が悪くなる場合があるほか、歯ブラシが届きづらくなる部分ができるため、
虫歯や歯周病になるリスクが高くなる点がデメリットです。
空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)とは、
特定の歯列において歯と歯の間に隙間がある状態を指し、「すきっ歯」と呼ばれるものです。
歯が小さい、または、あごが大きい場合にすきっ歯になりやすいとされています。
歯と歯の間に隙間があると、そこに食べ物が挟まりやすく、虫歯や歯周病になりやすいです。
また、発音する際に隙間から空気が抜けてしまい、難しい音が出てくる場合もあるでしょう。
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ガタガタした歯並びや、いわゆる出っ歯のような場合では、見た目で噛み合わせが悪いと
自覚しやすいですが、見た目は特に変わったところがない場合でも、噛み合わせが悪い
ケースがあります。
ここでは、噛み合わせをセルフでチェックする方法をご紹介します。
鏡の前で背筋をまっすぐ伸ばして姿勢良く立ちます。
そして、口を「い」の形にして、鏡で歯の状態をチェックしてみましょう。
上下の歯が中央で揃っていれば正常ですが、中央からズレていると
噛み合わせが悪い可能性があります。
割り箸を使って水平状態の傾きをチェックする方法があります。
背筋をまっすぐ伸ばして姿勢良く立ち、割り箸を奥歯で噛み、
そのままの状態で鏡を見ましょう。
このとき、割り箸が水平であれば正常ですが、そうでない場合は、
左右の歯の高さにズレが生じている可能性が高いです。
背筋をまっすぐ伸ばして姿勢良く立ちます。
そして、奥歯をカチカチと鳴らすようにしながら、口を開けたり閉じたりしてみてください。
上下の歯にかかる力が同じだったり、音が同じだったりする場合は、奥歯の噛み合わせは
特に問題ないといえるでしょう。
ですが、このときに左右で歯の音が異なるようであれば、歯並びに問題がある可能性が
あります。
背筋をまっすぐ伸ばして姿勢良く立ちます。
その姿勢を保ちつつ、耳の付け根のところにあるくぼみのところに人差し指をあて、
口を「い」の形にしましょう。
そのまま口を開けたり閉じたりして、以下の項目を確認してみてください。
おかしな音や振動がある場合、噛み合わせが合っていない可能性があるので、
歯科医院を受診するのがお勧めです。
背筋をまっすぐ伸ばして姿勢良く立ちます。
そして、できる限り口を大きく開き、薬指、中指、人差し指の三本の指が縦に入るか
チェックしてみましょう。
指が入りきらない、もしくは入ったものの、あごに痛みがある場合には、
あごの関節に問題がある可能性があります。
噛み合わせにも問題が生じている恐れもあるので、歯科医院で確認してもらうのが
お勧めです。
歯科医院では、赤や青の小さな紙で、「咬合紙(こうごうし)」と呼ばれるものを使って
噛み合わせに問題がないかチェックすることもあります。
詰め物や被せ物の高さを確認するために使用されるもので、カチカチと咬合紙を噛むことで、
上下の歯で強く当たっている部分に色がつくので、その部分を削って調節するという処置が
行えるのです。
そのため、咬合紙は噛み合わせの調整に欠かせない重要な存在だといえるでしょう。
食事中の悪い噛み合わせの兆候として、以下のようなケースがあります。
食事中の痛みや噛めないなどの症状も噛み合わせが原因である場合があるのです。
気になるようでしたら、歯科医院で診断してもらいましょう。
眠っているときの歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに歯に非常に強い力が
加わっています。
強い歯ぎしりは朝起きたときに顎が疲れている、歯がすり減っているなどの症状が見られる
ことがあります。
同居している家族などがいる場合は、自分が眠っているときの癖がないか
確認してもらうと良いでしょう。

上記でご説明した方法のほかに、鏡で自分の口周りをチェックする方法をご紹介します。
歯の噛み合わせに問題ないか、確認してみましょう。
鏡の正面に立ち、全体の歯並びを確認してみましょう。
成人の正常な歯並びには以下の特徴があります。
これらの項目に当てはまっていれば、歯並びに問題はないといえます。
鏡の前で、横顔の美しさの指標である「Eライン」もチェックしてみましょう。
日本人の骨格におけるEラインでは、鼻の先から顎の先端まで指で一直線に線を結んだときに、唇が軽く触れる程度が良いとされています。
この一直前に結んだ線から口元が出ていると、出っ歯や受け口の可能性が高いです。
姿勢良く立った後、口を軽く閉じ、唇を合わせてみましょう。
このとき、唇が閉じなかったり、唇の間から歯が見えていたり、
上下の前歯の間に下唇が入り込んでいたりするようなら、上顎前突の疑いがあります。
反対に、下唇が上唇を覆っていたり、下顎が極端に前面に出ていたりする場合は、
下顎前突の疑いがあります。

噛み合わせの不具合は、口元だけでなく、全身健康にも悪影響を及ぼすため、
それを防ぐためには、歯科医院での適切な治療が必要になります。
歯並びや噛み合わせは日々変化するものなので、日常的な癖や食事の仕方などによって
歯が移動し、噛み合わせが悪くなる場合があるのです。
そのため、生まれつきの歯並びに問題がない方でも、気になった段階で噛み合わせに
問題がないかを確認し、気になることがあれば早めに歯科医院に相談するようにしましょう。
さくら歯科口腔外科クリニックではそれぞれの分野で活躍する歯のエキスパートが
多く揃っています。歯の噛み合わせに違和感を感じる方は、お気軽にご相談ください。
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