飲み込みまでの流れ〜口腔期
行徳さくら歯科口腔外科クリニック
言語聴覚療法科のSTブログです。
今回は嚥下の5期モデルの3つめの段階のお話です。
※前回までのお話は こちら からご確認ください。
飲み込みにおける3つめの段階、
それは・・・ 口腔期 です👄
口腔期では食塊(食べものの塊)を咽頭(のど)へ送り込んでいます。
上の図のように、舌をしっかりと口蓋(口の中の天井)に押し付けることで、口の中の圧力を高め、喉の方へ食べものを送り込みます。
実はこの時、舌だけでなく、頬や唇の動きも、口の中の圧力を高める役割を果たしているんです。
たとえば口を開けたまま飲み込もうとしても、いつもより飲み込みに力が必要で飲み込みくさを感じると思います。
やっぱりこの口腔期でも、舌や頬や唇の動きが重要であることがわかりますね!
その後、舌の奥の方へ移動した食塊は、この部分が喉の方向に傾斜が急になっているため、
重力も加わって、より早いスピードで喉の方へ流れ込んでいきます。
と、ここまでが口腔期です!
・食べものを飲み込むのに努力が必要だ・・・
・飲み込みが大変で食事時間がかかってしまう・・・
このような飲み込みの不安がある方は 、当クリニックまでお気軽にご相談ください。