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【歯科口腔外科医の本音】歯医者さんで抜いた歯はどうなるか??

抜いた歯はどこへ行く?──感謝と教育に込められた“歯の行方”

 

先日、長野県の善光寺で「抜いた歯の供養祭」が行われました。

抜いた歯に感謝を捧げるこの習慣は、日本ならではの“ものへの敬意”を感じさせる深い文化です。

歯一本にも「ありがとう」と手を合わせる心──それは、私たち歯科医療に携わる者にとっても、
忘れてはならない姿勢です。

 

抜いた歯はどこへ行くの?

歯科医院で抜いた歯は、決して院長のコレクションになるわけではありません(笑)。
実際には、感染性医療廃棄物として、法律に基づいた方法で厳重に処分されます。
これは患者さんの安全と衛生を守るために欠かせないプロセスです。

しかし、すべての歯がそのまま廃棄されるわけではありません。

 

教育の現場で“第二の人生”を歩む歯も

歯科大学や研修施設では、抜いた親知らずなどを教育目的で再利用することがあります。
学生たちは実際の歯を使って、虫歯の治療や神経の処置の練習を行います。
模型では得られないリアルな感覚を学ぶことで、将来の患者さんにより良い治療を提供できるようになるのです。

そのため、患者さんのご理解を得たうえで、研修用に歯を保存する文化が今も残っています。

これは、次世代の歯科医師を育てるための大切な“歯医者さんあるある”
私たちもこの伝統を大切に受け継いでいきたいと思っています。

 

感謝と未来への架け橋

抜いた歯は、役目を終えたように見えて、実は感謝と教育の象徴でもあります。
供養される歯も、教育に活かされる歯も、すべてが人の健康と未来に貢献しているのです。

さくら歯科口腔外科クリニックでは、患者さんの歯に対する思いも大切にしながら、
日々の診療と教育に取り組んでいます。

抜いた歯にも、ありがとう。

そして、未来の歯科医師たちへ、よろしく。

 

この記事を書いた院長・川本幸寛のプロフィールはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*お問い合わせ*

この記事の監修者
川本幸寛

川本 幸寛(院長)

歯学博士・歯科医師

医療法人社団桜尚会理事長
行徳さくら歯科口腔外科クリニック院長
歯学博士・口腔外科学会認定・臨床研修歯科医師指導医・歯科医師

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