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【歯科口腔外科医の本音】顎が痛い!口が開かない!そんな朝の対処法

寒さが一気に増すこの季節、

朝起きたら「顎が痛い」「片頭痛がする」「口が開かない」…

そんな症状を訴える方が急増しています。

今回は、そんな“顎の不調”にどう向き合えばいいのか、歯

科口腔外科医の視点からお伝えします。

 

顎の不調には2つの代表的な疾患があります

症状疑われる疾患
口が開かない顎関節症
口が閉じられない顎関節脱臼

特に「口が開かない」「顎が痛い」場合は、顎関節症の可能性が高いです。

 

放置すると悪化する?顎関節症のステージとは

顎関節は、頭蓋骨の側頭骨と下顎骨の間にある関節で、

関節円板(軟骨)を介して動いています。この円板は靭帯によって位置がある程度固定されていますが、

以下のような習慣が原因でズレが生じることがあります。

 

  • 慢性的な食いしばり
  • 歯ぎしり(ブラキシズム)

このズレにより、筋肉や靭帯に痛みが生じ、「顎関節疼痛」として現れるのです。

一時的に口が開けられるようになっても、放置すると症状は進行し、開口障害が慢性化する恐れがあります。

 

 

痛いからといって無理に開けないで!

顎が開かず痛むときは、無理にこじ開けようとせず、まずは以下の対処を試してみてください。

  • 市販の鎮痛剤で痛みを緩和する
  • 顎を安静に保つ(硬いものを避ける)
  • 冷え対策をする(マフラーや温湿布など)

症状が改善しない場合は、早めに歯科口腔外科を受診し、関節のレントゲン撮影などで状態を確認しましょう。

 

マウスピースは“万能”ではありません

最近では、マウスピースを盲目的に処方するケースも見受けられます。

しかし、マウスピースは以下の点を考慮して使用すべきです。

  • 硬さや厚みの根拠があるか
  • 使用目的が明確か(歯ぎしり防止?関節保護?)
  • 症状に応じて調整されているか

もしマウスピースを使用していても痛みが再発する場合は、

必ずそのマウスピースを持参のうえ、歯科口腔外科で再評価を受けましょう。

最後に

顎の不調は、放置すると日常生活に大きな支障をきたします。違和感を感じたら、

まずはセルフケア。そして、改善が見られない場合は専門医の診断を受けることが大切です。

当院では、顎関節症の診断・治療に力を入れています。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた院長・川本幸寛のプロフィールはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*お問い合わせ*

この記事の監修者
川本幸寛

川本 幸寛(院長)

歯学博士・歯科医師

医療法人社団桜尚会理事長
行徳さくら歯科口腔外科クリニック院長
歯学博士・口腔外科学会認定・臨床研修歯科医師指導医・歯科医師

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