言葉が遅い子の特徴とは?家族にできることとは? 〜ことばの発達支援ニュース〜
東京メトロ東西線行徳駅北口徒歩1分
千葉県市川市の歯医者さん、行徳さくら歯科口腔外科クリニック
ことばの発達支援ルームの言語聴覚士です!
新年度に入り、お子さんがご入学・ご入園をした際に、心配されることがあります。
それは、「ことば」です。
実際に、お友達や先生とお話しできるのかどうか。
また、話すこと自体に遅れが生じていないのかどうか。
心配事がたくさんあるかと思います。
少しでも心配事をなくすために、
以下のことを把握しておくと良いでしょう。
【言葉が遅い子の特徴】
《大人しい性格から言葉数が少ない》
性格が内向的であることから、自分を積極的にアピールする意志が少なく、
必然的に言葉数も少なくなることがあります。
ただし、周囲の言っていることを理解できているようであれば、
心配はありません。
《言葉を発する機会を失っている》
お子さんが何か言葉を発する前に、
家族や周囲の方が、先回りし、
行動することで発言の機会を奪ってしまいます。
《言葉が理解できていない》
その言葉が何を指しているのか理解できていないと、
自分から言葉を発することはできません。
《聴力に問題がある》
言葉が聞こえていないことから、
言葉を発することができないという可能性もあります。
次に、年齢別での発達の目安を表しましたので、ご参考までに!
【言葉の年齢別発達目安】
《生後6ヶ月前後》
・「あー」,「うー」,「バブバブ」,「ブーブ」と言った言葉を発する。
・人に話かけるような声を出す。
《2歳頃》
・言葉を真似する。「パパ」,「ママ」など。
・「まんま、食べた」,「ママ、来た」など、2つの単語を組み合わせた短い文を言えるようになる。
《3歳頃》
・物や名前に興味を示す。「これ、なに?」など。
・その日にあった、できごとを話す。「今日、ブランコで、遊んだ。」
【ご家族で、できること】
《たくさんお話をする》
お子さんが発した言葉や内容について、積極的にお話しをしましょう。
お話しをする時は、できるだけ同じ目線になり、興味を持つように話しましょう。
《最後まで話を聞く》
お子さんが話した内容については、途中で話を整理せず、最後まで聞いてあげましょう。
これは、相手に対し、一生懸命、言葉で伝える練習にもなります。
《言葉を使った遊びを取り入れる》
「絵本」を読んだり、「おままごと」や「〇〇ごっこ遊び」するなど、
言葉を使う遊びをたくさん取り入れましょう。
どの遊びも会話をするので、言葉を覚えるのにとても適しています。
《子どもの身振りを言葉にする》
ふと見つけて、指を差した興味のあるものに対して
「電車だね」「猫だね」など言葉にして、復唱を促してみましょう。
ものと名前の関係を理解しながら、自分が言葉を発する練習になります。
《間違いを指摘しない》
文字数の多い単語や、お子さんにとって発音が難しい言葉は、最初はうまく言えないものです。
正しい言葉を教えてあげる(指摘される)ことが、お子さんにとってストレスとなり、
言葉を発することが少なくなるかもしれません。
そうならないために、ぐっと堪えて指摘しないように心がけましょう。
また当院では、お子さんの発音などの症状を「ご相談・診察」ができます。
その際は、お気軽に当院へご相談ください。
※当院では健康保険が利用できるほか、千葉県にお住まいの方の場合は、 月の回数制限なしで、300円/回程度で通院が可能、療育との併用も可能です。 少しでも気になる方は、当院までお気軽にお問い合わせください。
少しでも親御さんへの「不安」を解消すべく、当院在籍の言語聴覚士全力で支援いたします。
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今回は、「言葉が遅い子の特徴とは?家族にできること」についてお話させていただきました。
今後もこのように、ことばに関して、みなさんが気になることなどを詳しくお話させていただきます。
当院をご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【当院の言語聴覚士の先生方】
※患者様への撮影及び掲載許可は取得済みです。