この記事の監修者


大学時代、そして大学病院勤務時代の10年前。
歯科口腔外科という診療科は、歯科大学病院の中でも“別格”の存在でした。
手術時間は6〜12時間が当たり前。
特に口腔癌の手術では、頚部への転移がある場合、
術後の処置の方がむしろ長丁場になることも。
頚部に点在する癌組織を一つ残らず摘出するため、
深夜まで手術が及ぶのは日常茶飯事でした。
20代前半の頃、
「当日中に帰宅できたらありがたい」という言葉が普通に飛び交っていたのを覚えています。
馬車馬のように働き、体力と気力の限界に挑む日々。
それでも、誰もが「これが医療だ」と信じて疑わなかった。
しかし、時代は変わりました。
今、私たちの医療現場では「ワークライフバランス」が叫ばれています。
当院でも、効率化と合理化を進めなければ、医療現場の崩壊は避けられません。
けれども、ここで誤解してはいけないのは、
「ワーク50%・ライフ50%」という単純な分割ではないということ。
本来のワークライフバランスとは、
仕事100%、プライベート100%を両立させる働き方だと私は思います。
長時間勤務は、歯科医療において何一つ良いことはありません。
注意力は散漫になり、患者さんにもスタッフにも100%の力で向き合えなくなる。
医療の質を守るためにも、働き方の見直しは急務です。
Z世代の柔軟な発想と価値観を取り入れながら、
私たちも納得のいく多様な働き方を推進していきたい。
医療はチームで成り立つもの。
世代を超えて、互いを尊重し合いながら、より良い現場を築いていくことが必要です。
最近、次期総理候補の発言が物議を醸しましたが、
「みんなのために頑張ります!」という想いだけは、
きっと本心だったのではないでしょうか。
効率的な働き方が必要なことは、もはや誰の目にも明らかです。
医療の未来のために、そして自分自身の人生のために。
働いて、働いて、でも“まいる”ことなく、前を向いて進んでいきたいと思います。
この記事を書いた院長・川本幸寛のプロフィールはこちらをご覧ください。
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行徳駅徒歩1分にある当院は虫歯や歯周病治療だけでなく、親知らずや顎関節症など歯科口腔外科を専門にしたドクターが在籍するクリニックです。また、飲み込みやことばの発達にも積極的に取り組んでいます。 人がひとらしく、生活を営む上で欠かすことのできない要素の一つに「口からものを食べる」という機能があります。 この機能が、病気や障がい、加齢などで低下もしくは失われることは、健康的な生活を送る上で深刻な問題です。 当院では大学講座・大学機関と連携し、一人ひとりに最適な診療を実現できる環境を整えています。 さらに、経験を積んだ歯科衛生士や歯科技工士、言語聴覚士が、患者さまのニーズに細やかにご対応いたします。 歯科口腔外科・矯正歯科・小児歯科・審美歯科・ホワイトニング・歯周病などの治療は行徳さくら歯科口腔外科クリニックにご相談ください。